お話があるので今日は、エジプト&イスラエル編を書いていきますね。
古代から使われていた、ということはわかっていても
なんとなく細かいことはわからないですよね。
「アロマテラピーって、なんかいい匂いのやつだよね」
なんて、軽い認識のものに現代ではなっていますが
香りの歴史をみていくと、神へと繋がる
ための神聖なものとしても使われて
いましたし、メディカルなものとしても
非常に沢山使われてきました。
しかし、ここ何十年かだけ、西洋の合成薬至上主義の
考え方が主流になり、自然のものを使うことは
単なる民間療法として、軽視されてきた流れが
あります。
しかし、ゲリーさんは、この古代のオイルの歴史を
紐解き、素晴らしい精油を 現代に復活させた人だと、言われていますね。
【紀元前3000年から使われてきたオイル】
オイルはエジプトなどで紀元前3000年から
使われていたといわれています。
なぜ使われていたかというと、香りを
楽しむだけではなく、照り付ける太陽から
皮膚を守るためにも、香油として大量に使われていました。
大英博物館では、その頃につくられた
象牙でできた香油入れや軟膏入れを
見ることができるそうですよ。
その中にはいっていたオイルは
フランキンセンス・ミルラ・シダーウッド
オレガノ・ジュニパー・コリアンダーなどが
入っていたと言われています
【ミイラの作り方レシピ☆】
ミイラの語源は、ミルラ、というオイルが
語源といわれていますが、
死体を何千年にもわたり、炭素化せずに
現代に形を残すだけの力が、エッセンシャル
オイルにはある、ということです。
だから生きている人間にぬったら、細胞に
対して、どれだけ素晴らしい効果があるか、
明白ですよね☆
ちなみに、ミイラはどうやって作ったのかを
ちょっと書いていきたいと思います。
まず、体から脳と内臓を取り出し、パーム酒で
消毒後、腹部にミルラとシナモンなどの香料を詰めます。
そのあと、天然炭酸ソーダ(ナトロン)の粉末に
70日浸し、脱水処理をしたあと、お化粧をして
シダーウッドなどに浸した何百メートルもの
包帯を体に巻き、花で飾り、ホルス神に
祈りを捧げ、埋葬しました。
オイルは、殺菌・防腐だけのためではなく
神の前に出るために、オイルで清める ために使われていました。
【ツタンカーメン王の墓にも沢山のオイルが発見】
1922年にツタンカーメンの王が開けられたときに
香りのビンが50個も発見されたそうですよ☆
盗賊によってほとんど盗まれていましたが
軟膏が残っているものもあり、フランキンセンス
などが含まれていたことがわかっています。
【クレオパトラも香りで男たちを魅了☆)】
クレオパトラは美しく、語学に堪能で教養もあり、
人間的にもとても魅力的な方だったらしいのですが、
香りの力を実にうまく利用したといわれています。
バラの花が大好きで、室内に厚さ46センチもの
バラの花びらを敷き詰めていたらしいですよ!
あと、ムスクなども使っていたそうです。
【イスラエルでの香りの歴史】
紀元前15世紀ごろからのイスラエルは旧約聖書の
舞台となっていますが、神々への捧げものとして
香りが使われていました。
【モーゼのエジプトからの脱出】
旧約聖書では、モーゼがイスラエルの民を
率いてエジプトを脱出する場面が記載されていますが
沢山のオイルが登場します。
【出エジプト30章34節】にこのように書いてあります。
「主はまた、モーセに言われた、「あなたは香料、
すなわちオナイカ、ガルバヌム、純粋のフランキンセンスの
香料を取りなさい。各々同じ量で無ければならない。」
こういったものを読んで、ゲリーさんは
ギャザリングというオイルを作っていますね。
この出エジプト記にでてくるガルバヌムや
フランキンセンスなどが入っているブレンドです。
人々を率いるために、モーゼが香りを使って
人々を引き寄せていたことがわかります。
ギャザリングは人を集めたいときに使われる
オイルですが、アバンダンスとギャザリングを
使って、沢山のお客様を集客できた
体験談もよく、おききします☆
【キリスト誕生にもオイル】
これは、有名な話ですが、新約聖書の
マタイ福音書2章に、東方の三使者が、オイルを
捧げた話が書いてあります。
「母マリアのそばにいる幼子にひれ伏し
黄金(偉大な商人のシンボル)
フランキンセンス(偉大な預言者のシンボル)
ミルラ(偉大な医者のシンボル)などの貢ぎ物を
捧げた」と書いてあります。
そしてそのとき、なんとキリストは
「フランキンセンス」を選んだといわれています。
ヤングリヴィングには、「セイクリッドフランキンセンス」
がありますね☆キリストに献上されたものと
同じ種類の木、ボスウェリア・サクラという
種類のフランキンセンスだと言われていますね。
ゲリーさんが、オマーン政府に10年もの
年月をかけて交渉し、ヤングリヴィングだけが
独占的にそれを販売できる権利をもっています。
オマーンの王族だけが使い、軍がその畑を
守っているという、貴重なオイルです。
オイルの歴史は奥深いですよねー。
まだまだ、これからも、ギリシャ、ローマと
続いていきますがまたの機会に☆